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[Vocal Tips-呼吸のお話①]肺活量を鍛える必要はある?ない?−CREA MUSIC HIRANO/KAWACHINAGANO

こんにちは!CREA MUSICの尾花です。

 

今回はよく巷で言われる「歌は肺活量!」という説について書いていきたいと思います。

生徒の皆さんにもよく「私、肺活量がなくて…💦」という相談をうけるのですが、

結論から言うと「歌のうまさ」というものに肺活量は関係ありません。

これ、最近いろんなボイストレーナー・ボーカルトレーナーの方が「関係ないよ~!」っていろんなところで書いてくださってますね。

私自身も若いころに知っておきたかったことの一つです。

なので肺活量がないことにコンプレックスがある生徒さんは、今日から肺活量のことは

忘れていただいて結構かと思います😃ご安心を(笑)

 

まず、肺活量が必要!と思っている方は一つ大きな誤解をしている場合が多いです。

歌はたくさん息を吸って、たくさん息を吐くもの…

そう思っているのではないでしょうか??

声量を出すにはたくさん息を吐けばいい、高い音を出すにはたくさん息を吐かないといけない。

そういう思い込みがあるのかな?と思います。

前回の記事で「バイオリンに例えるなら、声帯が弦で、息が弓」という話をしました。

もちろん演奏をする際には弓である息はとても重要な要素になりますが、

良い演奏をするためには力一杯息を吐くことではなく、

「適切な量の息をコントロールしながら吐く」ことが必要になってきます。

 

そして、生徒さんの多くは「必要以上に息を吐きすぎ」ているケースにあてはまったりします。このことについては、また改めて詳しく書きたいと思います。

 

誤解されやすいことに、息をたくさん力一杯吐くことで「一時的に」高音が出せる場合があります。

私も過去に人から「もっとお腹にいっぱい力を入れて息をたくさん吐いて!ほら、高音が出たでしょ?」と指導されたことがあったりするのですが…😱

これは大げさにいうと弦をかき鳴らしているだけのようなもので、一時的なものでしかなく、声帯への負担も大きいです💦

「出たぞ〜!」と思ったその高音は、声量をおさえた繊細な声で、長く伸ばすことができますか?それができない場合は歌では使用できませんし、実際に「高音が出ている」とはいえません😢

 

 

ちなみに、ライブなどで「何曲もの楽曲をしっかりとしたパフォーマンスで歌いこなす」ためには、心肺機能の高さは必要かとは思います。そういう意味で身体的な機能をあげるトレーニングは有効で、ボーカリストの方も実践している方が多いですが、必ずしも肺活量アップを目的としたトレーニングというわけではありませんので、注意!です。

 

 よりよい演奏をしたい、人前でよりよい歌を披露したい、長く歌い続けたい場合は、意識を変え、無理なく高音が出せるようにトレーニングしていきたいところです😃

 

 

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